信用創造ダイナミクス v3

Y = C_flow / (1 + s + δ_C·(1−s)) | EQUITY-DRIVEN INVENTORY LOSS + CONSUMPTION LOSS

v2からの変更:① stress を ΔE/E(株式的富収縮)ベースに変更、② 消費側損耗 LOSS_C を追加

解説(?)は、《信用創造の限界は法定準備率か金利か -- 分配集中度Φと在庫維持能力から見る金融崩壊の二段階構造と中央銀行の本質的ジレンマ。「信用創造を律するのは法定準備率だけではないか」という素朴な問いへのAIさん達の回答。(Claude さんによるシミュレーション付き。) - JRF のひとこと》にて。

パラメータ設定

金利水準 r 0.05
金利取得者への分配集中度。高いと株式的富Eを直接圧縮する。
法定準備率 ρ 0.10
信用創造の直接的な上限制約。
貯蓄性向 s 0.20
所得のうち在庫(投資)に回る割合。1−s が消費フローへ。
基礎損耗率 δ₀ 0.04
平常時の在庫の物理的劣化・陳腐化率。
在庫損耗増幅 κ 3.0
★ 株式的富E収縮時に在庫損耗δ_Kが増大する倍率。v2の信用収縮ベースから変更。
消費側損耗率 δ_C 0.05
★ 消費フローに比例する損耗(腐敗・未消費・インフラ劣化等)。所得を直接目減りさせる。
分配集中閾値 θ 0.25
Φがこれを超えるとタンス預金化が進み実効準備率が上昇。
タンス預金化感応度 μ 0.60
分配集中超過に対して実効準備率が上昇する速さ。
期待感応度 λ 0.25
株式的富Eが借入需要に与える感応度。

シミュレーション期間 T 150

モデル方程式 v3

// 株式的富(在庫の現在価値)
E = K / (r + δ_K + ε)

// ★ stress = 株式的富の収縮度(v2はΔC/C)
stress_E = max(0, −ΔE/E_prev)

// 在庫側損耗(stress_Eで増幅)
δ_K = δ₀ · (1 + κ · stress_E)
LOSS_K = δ_K · K

// ★ 消費側損耗(消費フローに比例)
LOSS_C = δ_C · (1−s) · Y

// 分配集中・実効準備率
Φ = r·C / max(Y, ε)
ρ_eff = ρ + μ·max(0, Φ−θ)

// 信用フロー・信用変化
C_flow = λ·E·(1−ρ_eff)
ΔC = C_flow − r·C

// ★ 所得(連立解:消費側損耗込み)
Y = C_flow / (1 + s + δ_C·(1−s))

// 在庫変化
ΔK = s·Y − LOSS_K
▎在庫損耗は株式的富Eの収縮に連動
▎E↓ → δ_K↑ → K↓ → E↓(自己強化ループ)
▎消費損耗は所得の目減りとして効く
▎ → 自動安定化装置(Yが下がれば損耗も下がる)
▎ → ただし平常時も所得を恒常的に圧縮

システム状態

信用量 C
在庫 K
所得 Y
株式的富 E
分配集中 Φ
在庫損耗率 δ_K
消費損耗 LOSS_C
判定

時系列ダイナミクス