信用創造ダイナミクス v2 — フロー中心モデル

Y = C_flow − ΔK − LOSS(C,K) | CREDIT AS PRIMARY INCOME DRIVER

解説(?)は、《信用創造の限界は法定準備率か金利か -- 分配集中度Φと在庫維持能力から見る金融崩壊の二段階構造と中央銀行の本質的ジレンマ。「信用創造を律するのは法定準備率だけではないか」という素朴な問いへのAIさん達の回答。(Claude さんによるシミュレーション付き。) - JRF のひとこと》にて。

パラメータ設定

金利水準 r 0.05
金利取得者への分配集中度を決める。高いと統治問題と需要抑制の両経路が効く。
法定準備率 ρ 0.10
信用創造の直接的な上限制約。
貯蓄性向 s 0.20
所得のうち在庫(預金→投資)に回る割合。残りは消費として循環。
基礎損耗率 δ₀ 0.04
平常時の在庫の物理的劣化・陳腐化率。
崩壊時損耗増幅 κ 2.0
信用収縮時に物理的損耗が増大する倍率。在庫が維持できなくなる効果。
分配集中閾値 θ 0.25
金利取得者の取り分がこれを超えると統治問題が発生。
タンス預金化感応度 μ 0.60
分配集中超過に対して実効準備率が上昇する速さ。
期待感応度 λ 0.25
株式的富(在庫/金利)が借入需要に与える影響度。

シミュレーション期間 T 120

モデル方程式

// 【核心】所得はCフローから派生
Y = C_flow − ΔK − LOSS

// 損耗(崩壊時に増大)
stress = max(0, −ΔC/C) // 信用収縮度
δ_eff = δ₀ · (1 + κ · stress)
LOSS = δ_eff · K

// 在庫の変化(所得からの漏れ)
ΔK = s · Y − LOSS

// 分配集中・実効準備率
Φ = r · C / max(Y, ε)
ρ_eff = ρ + μ · max(0, Φ−θ)

// 株式的富(期待)
E = K / (r + δ_eff)

// 借入需要 → 信用フロー
C_flow = λ · E · (1 − ρ_eff)
ΔC = C_flow − r · C
▎K は所得の源泉ではなく「循環からの漏れ」
▎崩壊時:ΔK<0 → 在庫取崩しが所得に戻るが
▎    δ_eff↑ → 物理的ロスが拡大し相殺以上
▎金利は二経路で信用を律する(分配集中・期待収縮)

システム状態

信用量 C
在庫 K
所得 Y
分配集中 Φ
実効損耗率
実効準備率
判定

時系列ダイナミクス